1.中邑VSスミスJr
先ずスミスの新しい髪型が完全にジョックスのそれで。
内容としてはスミスの大型ガイジンらしからぬテクニシャンぶりを中邑が風車の理論で引き出して逆転する、好試合に。何度か大きなシングルでやっているが、この二人の試合は絶対に外れない、安定感と熱狂がある。相変わらずキレイなスミスのタイガースープレックス、中邑の下から伸び上がるような対巨人用ボマイェも素晴らしかった。
2.石井VS小島
第一試合からこの試合は残りの選手が大変だな、と思わせるゴツゴツした熱戦。
NJカップでも敗れた小島はリベンジでもあって、徹底的に石井の首を攻め続ける。そもそも首に爆弾を抱える石井、特に雪崩式のコジコジカッターはエグかったが耐え続け、最後は打撃戦に持ち込み対小島2連勝。勝ったものの何時もよりキツそうな石井、今回のG1では結果が欲しいが、このスタイルで完走できるかが少し心配になった。そして敗れたものの、勝ちに来る小島の、流石の試合運び。
3.オカダVS天山
夏の天山は、やはり一味違う。
オカダの攻めに対して一歩も引かず体でぶつかる姿勢は、確かにあの天山の試合だった。
小島にしろ、この日本間に完勝した永田にしろ、ここまではこのG1、第三世代が存在感を見せている。特にこの日はそこまで大きいカードがなかったこともあるかもしれないが、彼らのその存在の大きさ、漂う自信や下の世代へのジェラシーから来る強さを感じた。
それでも最後は自分の試合にするオカダは、そりゃ凄いのだけど。
MVP
デイビーボーイ・スミスJr